デリケートゾーンニキビ

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下半身にもニキビはできる

悩む女性

みなさんんはデリケートゾーンにニキビやできものができたことはありますか?

私はありませんが、うちの旦那はごくたまに股間のところにニキビができるといっています。
彼はヒザや太ももにもニキビがよくできるので、体質なのでしょうか?

そもそも私は顔意外の部位にニキビができることがほとんどないので(いや、今まで一度もないかも?)、ヒザやら太ももやらデリケートゾーンにニキビができるなんて、旦那と結婚して初めてそういう人がいるのだと知りましたが、実際うちの旦那のように、顔意外の部分にニキビができて困っている人も世の中には数知れず…なのですね。

この章では顔意外の部位、特に、デリケートゾーンにできてしまうニキビについて掘り下げていきたいと思います。

デリケートゾーンに出来るのは本当にニキビ?

さて、デリケートゾーンに出来るニキビについてです。
そもそも、デリケートゾーンにニキビなんてできるのか?ということです。

なぜならば、顔にできるニキビの原因の元となるのは、アクネ菌という菌でしたよね?
顔にはたくさんの毛穴や汗腺、皮脂腺が密集しており、必要以上に皮脂を分泌してしまい、その皮脂がホコリや汗などと混ざりあり、毛穴をふさいでしまいそこにアクネ菌が増殖し炎症を起こすことで、膿んだり赤みを帯びたりして、それが‘ニキビ’と呼ばれるものでしたよね。

でも、デリケートゾーンには顔ほど汗腺が密集しているようなイメージもありませんし、そもそも顔のようにデリケートゾーンは脂っぽくなるか?(デリケートゾーンは皮脂の分泌をするのか?)というところに疑問を抱きますよね。

デリケートゾーンって、テカテカしていますか?
デリケートゾーンが脂ギッシュであぶらとりがみで脂をオフしているような人がいたら私はその人に会ってみたいですね。
それにデリケートゾーンにもアクネ菌って住み着くのでしょうか?

実は、デリケートゾーンに出来るニキビは、顔にできるニキビとはちょっと違うのです。

何が違うのかというと、顔にできるニキビはアクネ菌が原因なのですが、デリケートゾーンにできるニキビの原因には黄色ブドウ球菌や緑膿菌といったような、アクネ菌とはまったく別の菌が原因となっているのです。

ですので、ニキビとは別の名前がついています。

デリケートゾーンにできる「ニキビもどき」の正体とは・・・

これについては次の章にて詳しく説明いたしましょう。

デリケートゾーンに出来るニキビの原因

さきほど触れたとおり、デリケートゾーンにできるふきでものは実はニキビとはまったく別の菌が原因でできる、ニキビとは全く違ったものなのです。
ではそれはいったい何なのでしょうか。

ニキビのようでニキビではない、デリケートゾーンにできる出来物、その名は、「毛嚢炎(もうのうえん)」

名前も難しい漢字だし、なんだかニキビよりも重い病気のような気がしてしまいますよね。
毛嚢炎は毛穴の奥のほうで毛根を包み込むようにしている毛包という部分に何らかの原因で黄色ブドウ球菌や緑膿菌という菌が入り込み汗腺を起こすことが原因といわれており、これはニキビとは違い、実は感染症、皮膚病の一種といわれているのです。

ではなぜ毛包に菌が入り込むのか?という疑問がふっと浮かびます。
運動をしたあとや汗をかくような仕事をしたあと、長時間シャワーを浴びられないような状態だったり、女性であれば生理中、またはデリケートゾーンの毛の処理などでカミソリで傷がついてしまった状態など、不衛生な状態が長時間続いたときや肌に傷ができてしまっているときに汗腺しやすいといわれているそうです。

そのほかにも偏った食事ばかり摂っているなど食生活の乱れなども影響するそうですよ。
デリケートゾーンというだけあって、当たったり触ったりすると結構な痛みがあるとのことです。(うちの旦那談)
痛みやかゆみがある場合は、早めに皮膚科に相談しましょう。

とここまでデリケートゾーンにできるニキビは毛嚢炎だ!という話をツラツラいたしましたが、デリケートゾーンにできるニキビすべてが毛嚢炎というわけではないのです。
毛嚢炎のほかにも、化膿性汗腺炎という化膿症である可能性も考えられます。

化膿性汗腺炎というのは、わきの下、陰部、耳の中、乳輪部分など、アポクリン汗腺が多い部分に発症するもので、よくワキガの原因、すそワキガの原因などについて調べるとアポクリン汗腺というワードが出てきますね。

アポクリン汗腺はほかの汗腺とは少し違い、ここから放出される汗はフェロモンの影響を受けやすいため、ほかの部位にかく汗よりもニオイが強いという特徴があります。
ですので、ワキガの人は同時に耳垢が湿っている人が多かったり(耳の中にたくさんあるアポクリン汗腺のせいで耳垢が湿っていることが多いため)、同時にすそワキガを持っていたりするパターンが多いのです。

このアポクリン汗腺がある部分で大量の汗をかき、下着などの摩擦が刺激になり毛穴が詰まってしまうことで、毛嚢炎のように黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌という菌が繁殖しその部分が膿を持ちます。
これが可能性汗腺炎の原因なのですが、この可能性汗腺炎は膿を出すととりあえずは一旦治りますが再発しやすく、慢性化してしまうと手術をすることもあるのだそうです。

ヘルペスや性病の可能性も

ヘルペスのイラスト

毛嚢炎(毛包が炎症をおこすので毛包炎と呼ばれることもあります)、化膿性汗腺炎のほかに、実は性器ヘルペスだった、尖形コンジローマ(尖圭コンジローマ)だった、という可能性もあります。

ヘルペスというと、まず思い浮かぶのが性器ヘルペス。
なんとなくヘルペスというと、性病、汚らわしい!なんていうイメージを一瞬抱いてしまいますが、ヘルペスは口回りにもできたりしますよね。

口回りに水泡ができる口唇ヘルペスのような、主に上半身を中心に症状が出てしまうものを1型、性器ヘルペスなど下半身中心に症状があらわれるものを2型と呼ぶ祖ですが、どちらも原因菌は同じ、単純ヘルペスウイルスといわれているウイルスで、薬などで治療すれば症状を緩和することはできますが完全に体からヘルペスウイルスを消し去ることはできないそうです。(なのでストレスがたまっていたり疲れなどで体力がガクンと落ちてしまっているときにヘルペスが再発する人が多いのです。)

性器ヘルペスは外陰部、膣口、おしりなどに水泡ができ、ただれてしまうと痛みのためトイレがつらくなることや熱がでることも・・・!
もし発熱したり水泡ができている、皮膚がただれていて痛いなどの症状があれば、毛嚢炎や可能性汗腺炎を疑うよりまず性器ヘルペスをうたがいましょう。

このほかに、尖圭コンジローマという性病の可能性もあります。
尖圭コンジローマは、性行為などでてきる皮膚や粘膜のごく小さな傷からHPV(ヒトパピロマウイルス)というウイルスに感染することで起こる、いわゆる性病の一種です。

陰部(性器)や肛門のまわりに1mm〜3mmほどのイボができ、特に痛みやかゆみなどの症状があらわれないため、単なるニキビと見間違いやすいのですが、尖圭コンジローマだった場合、性器ヘルペスだった場合、ウイルスが感染源となっているためきちんと医療機関を受診し早めに治療しておかないと、運が悪ければ不妊症などの原因にもなりかねないので注意しましょう。

このように、デリケートゾーンにニキビができた場合、毛嚢炎や化膿性汗腺炎ならまだなんとかなるか…というイメージを持ってしまいますが、性器ヘルペスや尖圭コンジローマといったような性病の場合もあるため、かんたんに‘デリケートゾーンにできたニキビ’で終わらせない方が良いでしょう。

デリケートゾーンニキビの治し方

基本的にニキビとは別の黄色ブドウ球菌などが原因でできる出来物なので、デリケートゾーンにできたニキビもどきには、オロナインなど普通のニキビ薬は効きません。
抗生物質やステロイド含む塗り薬での治療となってきます。

部位が部位だけに病院に行くのが恥ずかしいという方もいらっしゃるとは思いますが、場合によってはセルフケアではよけいにひどくなることもありえるので、確実なのは医療機関を受診し適切な診断とお薬を処方してもらうことだと思います。

受診するのは皮膚科で大丈夫ですが、女性であれば産婦人科を受診する方法もあります。
ちなみに妊娠中私は妊娠性の湿疹が全身に出ましたが、その時産婦人科では「あなたの場合(湿疹の出方が)アトピーっぽいから」と産婦人科では薬を処方してくれず、皮膚科にかかることを強くすすめられ、結局皮膚科にもかかるはめになりました。
二度手間を避けたければ一番手っ取り早いのはやはり皮膚科だと思います。

男性の場合、性病かな?と思ったときは泌尿器科で診察をするそうなので、もし尖圭コンジローマや性器ヘルペスの可能性が高いようなら泌尿器科にかかってもよいと思います。

もしどうしてもセルフケアしたいというのであれば、ドラッグストアでもクロマイ‐P軟膏AS(化膿性皮膚疾患のお薬)や、ドルマイコーチ軟膏(こちらも化膿性皮膚疾患の治療薬です)などが1000円以下で手に入ります。
先述したとおり尖圭コンジローマなどの場合はきちんと治すため、正しい治療を行うためにも医療機関を受診しましょう。

デリケートゾーンニキビ(厳密にはニキビではありませんが、ここではわかりやすくデリケートゾーンニキビと称します。)の予防法ですが、一番大切なことはやはり患部を清潔に保つことです。

不衛生な状況が長時間続いた場合などにデリケートゾーンニキビはできやすいため、あまりタイトに締め付けたりムレやすかったり摩擦の多いような素材の下着は避けた方が良いかと思います。

特に女性は、生理中には生理ナプキンを付けると思いますが、ナプキンを付けた状態でのデリケートゾーンの湿度は約90%もあるといわれています。
デリケートゾーンが蒸れっぱなしだとニオイなども気になりますよね。

こまめにナプキンを交換する、通気性の良い布ナプキンにかえてみる、ナプキンとタンポンを併用するなど、工夫次第である程度デリケートゾーンの蒸れを解消することができますが、
タンポンを使用する場合はどうしても雑菌が入りやすく、膀胱炎になりやすくなってしまうというリスクもありますので、決められた用法、使用時間を必ず守りましょう。
(私は学生時代、タンポンを使うと経血がドロッと外に出る感覚がなく快適だったため、毎日長時間使用していたらある時膀胱炎になりました。以来クセになり膀胱炎になりやすくなり、そこから腎盂炎も経験しました。とてもつらいので、タンポンを使う際は清潔にしましょう。)

下着やナプキンなどを通気性の良いものに変えるほか、殺菌作用のある薬用のボディソープなどを使用するのも大変効果的です。
洗い方も、洗顔ネットのようなものでしっかり泡立ててから、前から後ろに向かって洗うようにしましょう。

肛門周辺には見えない大腸菌などがうじゃうじゃしていますので、後ろから前に洗うと大腸菌をデリケートゾーンにわざわざ塗りたくっているようなものです。
薬用ボディソープを使っておきながら後ろから前に大腸菌をなすりつけるなど、こんな矛盾はありません。
かならず洗う方向に注意しましょう。

ほかにはデリケートゾーンの毛のお手入れ(VIOライン)も蒸れ対策には効果的といわれていますが、毛抜きやカミソリでの自己処理ではやはり皮膚に傷をつけやすく、またそこから細菌に感染しやすいため注意して行わなければなりません。

どうでしょうか、デリケートゾーンにできるニキビのしくみや対処法がわかりましたか?

デリケートゾーンにニキビができたとき、ただのニキビだろうと傍観せず、適切な治療を適切な時期に行うことで重症化を防げます。
ドラッグストアなどで購入するお薬でセルフケアできる場合もありますが、場合によっては専門の医療機関での治療が必要な場合もありますので、まずは恥ずかしがらず皮膚科、産婦人科、泌尿器科などを受診してみましょう。