乾燥肌でもニキビ

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乾燥肌でもニキビが出来る

人のお肌の種類にはおおまかにわけて
  1. オイリー肌
  2. ドライ肌(乾燥肌)
  3. その両方の特徴を併せ持つ混合肌
の3種類がありますが、ここでは、乾燥肌についてお話ししてみたいと思います。

乾燥肌とは

乾燥肌とは、水分量20%以下のお肌のこと

乾燥肌(ドライ肌やドライスキンとも呼ばれています)とは、顔や体がとにかく季節や場所、年齢、性別などを問わず年中乾燥している(もしくは乾燥気味)のお肌のことです。

表皮の水分や油分が減少、不足することで表皮はとてももろくなり、また柔軟性がなくなり硬くなってしまったりします。
特に冬場は水がつめたいのでお湯で洗い物をするお母さんたちもいるでしょう。
同じ洗剤を使っているのに水で洗い物をした後とお湯を使って洗い物をした後では、手の軋み(きしみ)具合に違いがありませんか?
なんだかキシキシするというか、手のひらがカサつくような感覚に近いです。

乾燥肌の人は、季節や環境をとわず常にその手のひらのカサつきのような状態が顔や体の皮膚に表れています。
乾燥肌かどうかの診断は主にお肌の水分量を専用の機械で計測して診断するのですが、お肌の水分量が20%以下になった場合に‘乾燥肌(ドライスキン)’と定義づけられます。

ところが、逆に脂でテカテカなのに調べてみたら実は乾燥肌だった!ということもあるのです。
これはどういうことなのでしょうか?

Tゾーンがテカテカでも実は乾燥肌?

お肌の乾燥をまねく主な原因は、
  1. 生活習慣、ストレス、加齢などから来るお肌のターンオーバーの乱れ
  2. (特に冬場など)空気中の水分量の低下から来る乾燥(湿度が50パーセントを切ると一気に空気中の水分が蒸発していきます)
  3. メイクや化粧品などでお肌を酷使しすぎたり間違ったスキンケアが原因で起こるお肌のバリア機能の低下
などです。

そしてこのような事柄が原因でお肌が一旦乾燥しはじめると、お肌はあわててなんとか自力でお肌にうるおいを取り戻そうとします。

お肌はとりあえず皮脂の分泌をうながして、油分でお肌にうるおいを与えようとするのですが、ここでうまく油分を分泌できなかった場合(つまり、お肌の表面に油膜を上手に張れなかった場合)はドライ肌になってしまいます。

そして、逆にうまく油分を分泌できたとしても量が多すぎた場合(過剰に皮脂を分泌した場合)は、過剰に分泌してしまった油分が原因でお肌の表面がべたついたりテカったりします。

ここでたいていの人は‘あら、私ってオイリー肌なのね。’と勘違いするのですが、実はそのベトベトやテカテカは、ただのオイリー肌なのではなく、乾燥から来るオイリー肌、
つまり、根本の原因は極度な乾燥が原因だという場合も少なくはないのです。

オイリー肌だと思っていてさっぱりタイプの化粧水や乳液を使っていても、なんだかなかなかお肌の状態がよくならないな…さっぱりタイプを使っているのに全然脂ギッシュなんですけど!という場合があるでしょう。
その場合は、あなたは実はオイリー肌ではなく乾燥肌である可能性がとても高いのです。

かくいう私も、ずっと自分はオイリー肌だと思っていて中学生の頃からさっぱりタイプの化粧水や乳液を使っていました。
ところが何年使っても、何をしてもどうしてもずっとテカテカはマシにはなりません。

そんな時に、実はオイリー肌の原因は乾燥かも?という事実を知り、だまされたつもりで絶対自分には縁がないであろうと思っていた保湿タイプの基礎化粧品にかえてみたところ、なんとTゾーンのテカテカ脂浮きが軽減されたのです。
実はこのテカテカギトギトの原因が乾燥から来るものだっただなんて、驚きですよね。

乾燥肌にできやすいニキビ

一見ニキビなどとは無縁のように感じる乾燥肌さんも、ニキビはできます。
オイリー肌の人も、ドライ肌の人も、どちらのニキビも毛穴に皮脂などが詰まってしまい炎症をおこすことが原因なのには変わりありません。

でも、ん?ドライ肌?もともと皮脂の分泌がオイリー肌の人に比べて少ないはずなのに、そもそも毛穴が詰まるのか?
はい、詰まりますよ。詰まるんです。

ただ、オイリー肌さんとドライ肌さん、どちらも毛穴には皮脂が詰まってニキビができますが、毛穴に皮脂が詰まる仕組みがちょっと違います。
オイリー肌さんは、お肌の乾燥を補うために余分に分泌された皮脂が毛穴につまります。
需要と供給バランスの問題で、キャパシティオーバーになったあふれてしまった皮脂が毛穴に詰まるという単純な理由です。

一方ドライ肌さんは、皮脂の分泌がもともと少なめです。
皮脂の分泌が少なすぎると、お肌を保護するバリア機能をになう皮脂膜を十分にしっかり作り維持することができなくなってしまいます。
皮脂膜の量が少なくなってしまうとお肌の水分が大量に蒸発してしまい、水分を失ってパサパサになった角質層は硬くなり毛穴も砂漠のようにどんどん干からびて小さくなってしまいます。
その小さくなった毛穴は、少しの皮脂でも詰まりやすくなってしまい、それが原因でニキビができてしまうのです

オイリー肌もドライ肌もどちらも毛穴がつまることでニキビができますが、毛穴のつまる理由が違うのですね。

乾燥肌ニキビのケア方法

ドライ肌さんのニキビのケア・対策方法ですが、しっかり水分補給をし、皮脂膜を作って保護してあげること(保湿をすること)が大切になってきます。
ただ、やぶからぼうにこってりした油分の多いクリームなどをぬりたくって保湿をするだけでは、皮脂膜が正常に形成されることを手助けするどころか逆に邪魔してしまい、お肌が自力で皮脂膜を作る機能を抑えてしまうこともあります。

そして、保湿クリームなどに含まれる界面活性剤も実はお肌には天敵なのです。
界面活性剤が皮脂膜を溶かしてお肌を痛めてしまうこともあります。
皮脂膜を溶かしてしまうのでは、さらに乾燥をひどくしてしまうことにつながりかねません。

ドライ肌さんの正しいニキビケアの方法としては、基礎化粧品にカギがあります。
アミノ酸、多糖類などの、お肌にとって栄養となる物質を多く含む化粧水やパックを使用し、ボロボロになってしまった角質層を芯から整えてあげる必要があります。

そして、洗顔やスキンケアなどは‘やりすぎない’ことも大切です。
ドライ肌さんのお肌はとても敏感になってしまっているので、ちょっとの刺激でも乾燥したお肌にとっては大きな刺激になりかねません。
洗顔料もまた、ドライ肌さんにとっては刺激物洗顔料を使用するのは、夜の洗顔のときのみにし、朝の洗顔は、専用の洗顔料等で水かぬるま湯を使い、ササっと終わらせる程度で大丈夫です。
ゴシゴシとこすり洗いをするのも避けましょう。

そしてニキビができたからといってピーリングをするのはドライ肌さんにとっては厳禁です。
よけいにお肌がボロボロになってしまうので絶対に避けましょう。

また、乾燥が原因から皮脂の分泌が過剰になり結果的にオイリー肌のようにTゾーンなどのテカりが気になるという人は、一度だまされたと思ってニキビ用保湿タイプの基礎化粧品を使ってみてくださいね。
保湿をすることでお肌が潤い、徐々に皮脂を過剰分泌することが少なくなってきますよ。

いくらさっぱりタイプの基礎化粧品でケアしても、あぶらとり紙であぶらをこまめにオフしても、全然Tゾーンのテカりがマシにならない!それどころかどんどんひどくなっている!というような人は、保湿をしてあげることで改善する可能性が高いですよ。