どうしてコメドが出来るの?

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角栓(コメド)について

鼻に貼って剥がすタイプの毛穴パックなどを使い、鼻の角栓を取ったことがある方も多いのではないでしょうか?
剥がしたパックにびっしり角栓が取れているのを見ると、ついつい何度も繰り返して使ってしまいますよね。

この角栓は、最近ではコメドとも呼ばれています。
英語でニキビのことをcomedoとよぶことがあり、そのcomedoをそのまま日本語でもコメドというようになったようですが、なぜか日本ではニキビそのものではなく、鼻の角栓のことをコメドと呼ぶようになりました。
(余談ですが、アメリカ在住だった私はニキビを表すときにcomedoという言葉を使ったことがありません。もちろん周りのネイティブ達がcomedoなんて単語を使っているところを聞いたこともありません。なので私も最近comedoという単語を知りました)

そのコメド(角栓)は一体どこからやってくるのでしょうか?

コメドは一体どこからやってくる?

コメドの正体は皮脂です。
毛穴から湧き上がってくる皮脂がそのまま毛穴の中で固まりコメドになってしまうのですが、そもそものコメドの原因はお肌の極端な乾燥です。

あぶらとり紙の使いすぎ、洗顔のしすぎ、お手入れ不足や、季節的なものから来る乾燥などが原因で、お肌の奥にある皮脂腺はお肌に潤いを取り戻そうと足りない皮脂を分泌し、皮脂腺が分泌しすぎた皮脂は、行き場を失い毛穴に詰まってしまいます。
毛穴に詰まってしまった皮脂がコメドになってしまうというメカニズムです。

正常なターンオーバー(古いお肌が剥がれ落ちて新しいお肌に生まれ変わるまでの1サイクル)を行っているお肌であれば、コメドがあってもさほど問題はありません。
  • 化粧ノリが悪くなる
  • 見た目が悪い
などの問題を除けば、正常にターンオーバーを繰り返しているお肌であれば勝手にコメドは剥がれ落ちてくれます。

ただ、睡眠不足やストレス、ホルモンバランスの乱れなどからお肌のターンオーバーが乱れている時は、毛穴に詰まっているコメドをエサとしてそこにアクネ菌が大量に繁殖し、そのままニキビになってしまうことがあります。
つまり、コメドはニキビの元になりうる、ということです。

いつまでも毛穴の中に古い皮脂の塊を詰めておくのもなんだかお肌に悪そうだし、ニキビができるのはいやですよね。
では、ニキビができないように頻繁にそのコメドを毛穴から絞り出してしまえばいいんじゃないか?と思う人もいるかもしれません。
しかし、コメドをただ毛穴から絞り出すという作業でも、正しいやり方をしないと毛穴を傷つけたり、お肌が痛んだりする可能性もあります。

コメドの正しい安全な取り方

コメドの正しい、安全な取り方は…




ありません!

ドラッグストアに行くと、金属の棒の先端が丸くなったようなコメドプッシャーといったような商品や、ピーリング剤、剥がすタイプの毛穴パックやスポンジのようなものでクルクル擦るようにしてコメドをそぎ落とすような商品など、たくさんの種類のコメド対策用の商品が売られています。

しかし、これらの商品を安易に使用し、コメドを押し出す(もしくは無理やり肌から剥がし取る)ことは、お肌にとってはかなりの負担となり、下手をすれば毛穴やその周辺のお肌を傷つけ炎症を起こしたりニキビにつながったりという可能性もあるのです。

鼻の頭にコメドがつまると、鼻の毛穴を押し広げているように毛穴が目立ちます。
コメドをコメドプッシャーやら毛穴パックで一度でも取ってしまうと、取った時は良いですが、数日たてばまたコメドが詰まっているようにみえ、またコメドを取ってしまう…という悪循環に陥ります。

コメドプッシャーはステンレスなどの棒状の器具で、棒の先端のほうには楕円形や円になった針金がついています。
コメドがある毛穴にその円を当て(毛穴が円の中心になるように)、適度な力でお肌をコメドプッシャーで押すと、毛穴の周辺の皮膚が押され、コメドが毛穴からぐにゅっと外に押し出されるという原理なのですが、ただ押し出すというだけでもお肌には負担です。

コメドプッシャーのパッケージには、「同じ個所を何度も押さないでください」というような注意書きがありますが、やはり取れるまで何度も押してしまいます。
一度や二度押さえただけではなかなか取れないコメドが多いのです。

数回押しただけで取れてくれればよいですが、中にはかなりしつこいコメドもいます。
こういったコメドを躍起になって取ろうとすると、やはり肌を痛めてしまい、気づけば毛穴のあたりが赤く腫れたり、そこだけ皮がむけてしまうこともあります。
お肌のことを考えればおすすめできません。

毛穴にばい菌などが入り、ニキビのように腫れてしまうこともありますし、皮も剥ければファンデーションだって乗りません。
そんなことになるぐらいであれば、何もせずにコメドを放置して黒い点が見える方がまだましです。

このほかにも湿らせた小鼻などに貼り、乾いてからベリっと剥がすタイプの毛穴パック、こちらも剥がす際にお肌を引っ張りながら、そしてまだポロっと落ちるところまで来ていないコメドまで無理やり肌からはがしてしまうため、お肌や毛穴にとってはかなりの負担となります。
つまり、毛穴パックもおすすめはできません。

他にもジェル状のピーリング剤、スポンジ状のものでお肌をくるくると擦りコメドを落とすような商品がありますが、これらもお肌に摩擦を加え負荷をかけてしまうのでおすすめしません。

コメドを除去する方法で一番良い方法は、実は何もしないこと、無理に取らないことなのです。
どうしても黒いポツポツが鼻の頭などに見えてしまうと気になります。
そして、爪やコメドプッシャーなどでグイグイ押し出してしまいたい、毛穴パックなどで剥がしたい衝動に駆られます。
でも、どうかその衝動は抑えてください。

コメドは放置すれば実は寿命が来ればポロっと勝手に剥がれ落ちるものなのです。
耳垢と一緒で、本来(ただし、お肌のターンオーバーなども正常で健康なお肌)であれば勝手に出てくるものです。
ところが、現代人は仕事のストレス、人間関係のストレス、睡眠不足や食事の欧米化などから、実は自分でも気づかぬうちにお肌のターンオーバー機能が低下していることがあります。

そんなターンオーバー機能が低下していることにも気づかず、ただ毛穴からコメドがぽろっと自然に剥がれ落ちるのを待つばかりでは、いささか危険とも思えます。
というのも、本来お肌のターンオーバーも正常で健康なお肌の場合であればポロっとコメドは自然と落ちてくれるものなのですが、なかなかうまくポロっと取れることは思いのほか少ないのです。

しかし、お肌のことを考えて、コメドが無理な摩擦や圧力を加えることなく、少しの力を加えるだけで簡単に取れそうになるまでは、何もせずに待ちましょう。
コメドが簡単に取れそうなところまで成長していれば、そのコメドには少しだけ力を加えて押し出すなどして取ってあげたほうがお肌にも良いです。

コメドを放置しすぎると毛穴の中で酸化してしまい黒くなってしまいます。
俗にいうイチゴ鼻と呼ばれる状態です。
この状態までいってしまうとなかなか改善するまでに時間がかかってしまいます。

コメドを作らないようにするには?

放っておけば勝手にポロっと取れるコメドですが、取れるまでが気になって仕方ないですよね。
では最初からコメドを作らなければ良いのです!

コメドを予防するためには、お肌を清潔に保ち保湿をきっちりすることが大切です。
保湿がしっかりされていれば、お肌自体の弾力性が高まり、コメドが自然にとれたあとまたコメドが再生されるのを防いでくれるます。
脂ギッシュにならないためにも、乾燥対策のためにも、保湿は大切です。

ただし、ただ化粧水や乳液でがむしゃらに保水だけしていれば良いというわけではなく、せっかく補充した水分をお肌の中に閉じ込めておけるだけの‘肌力’も必要になってきます。
コメドができるのを予防するための保湿をしっかりするためには、普段日ごろからのお肌のお手入れ(お肌の調子を整えておくこと)が大前提となってきますね。