顔乾燥は混合肌に起きやすい

MENU

顔乾燥は混合肌に起きやすい

日本の気候は亜熱帯に属します。
春、夏、秋、冬の四季に加え、毎年6月ごろになるとジメジメとした梅雨がやってきますね。
冬の冷たい空気が抜けて気候がだんだんと温かくなってくるとともに、徐々に私たちの顔もテカテカに…。

春の後半ごろからジメジメする梅雨時期、そして真夏にかけては汗もかくし化粧も落ちるし脂も浮くし、私たち女性にとってはまさに最悪ですよね。
そして秋が来て徐々にまた冬に向けて冷たい空気が日本列島を覆いだすと、私たちの顔の脂の分泌もマシに…なればまだ良いのですが、なかなかそうはいきません。

結局冬場であっても暖房がガンガン効いているような部屋では夏場と大差ないほどTゾーンを中心に脂は浮くし、顎から口のまわりにかけてのUゾーンや目元、頬などはたいして脂も浮かずにカサカサになることだってあります。

実は日本人の7割近くが、このように(主にゾーンを中心に)テカテカする部分と、その他の乾燥する部分が顔に混在している、いわゆる混合肌だといわれています。
そしなんとなく‘脂ギッシュ’といったような言葉のイメージから、なんとなく脂性肌の人のほうがニキビができやすいと思われがちですが、実は混合肌の人のほうがニキビができやすかったり、ニキビができると重症化してしまいやすいのです。
そして乾燥肌も、実は混合肌の人に起きやすいのです。

なぜ混合肌の人の顔は乾燥しやすいのか?

ベタつき、テカり、脂浮き、カサカサ。
これらは、脂性肌と乾燥肌の特徴を表すような言葉です。
ベタつきや脂浮き、テカりは脂性肌、カサカサは乾燥肌ですよね。
脂性肌と乾燥肌、テカテカとカサカサなので、これら二つは正反対のところにいます。

しかし、この正反対のテカテカとカサカサの原因、実は根本には‘乾燥’が関係してくるのです。
お肌の水分バランスが崩れてお肌がカサカサになってくると、お肌は失われた水分をお肌に補充しようとして皮脂を分泌します。
この皮脂の分泌が過剰になりすぎると、水分よりも油分のウエイトが大きくなり、お肌は脂性肌に傾きます。

すると、乾燥肌は乾燥のしすぎでお肌が皮脂を分泌するように、脂性肌の場合でも根本は乾燥から来るうるおい不足のために皮脂を過剰に分泌してしまうことから脂浮きやテカテカが気になるようになるのです。

では、混合肌の人の場合はどうでしょうか?
皮脂腺が多く脂ギッシュになりがちなTゾーンと、乾燥しがちの頬などの部分が乾燥肌の人の顔には混在しています。

部分的に乾燥する場所と(つまり、乾燥のしすぎでよけいに皮脂を分泌しようとしてしまう部分)、脂性の部分が混在していることで、お肌の水分バランスがよけいに崩れやすい状況になっています。
水分バランスが崩れるとお肌のターンオーバー自体も乱れてしまいます。

ターンオーバーが乱れるということはお肌が自ら外的刺激などから身を守る肌バリアがもろくなっている状態なので、お肌が荒れやすくなったり、ニキビや吹き出物ができやすくなったり、ダメージを受けやすい状態にりがちです。
混合肌は、お肌の水分バランスが崩れやすいため乾燥しやすく、また肌荒れなども起きやすい、ニキビも一度できてしまうと重症化しやすいという特徴があります。

お肌のタイプと人種、居住地域での違い

脂性肌、乾燥肌、普通肌、そして混合肌と、私たちのお肌のタイプはざっくりとこの4タイプに分けることができます。
脂性肌は脂が浮きやすいタイプのお肌の人、乾燥肌は脂がさほど分泌されずカサカサになりがちの水分不足のお肌、そして混合肌は部分的に乾燥したり部分的に脂っぽいところがあったりと、脂性の部分と乾燥している部分が混在している複雑なタイプのお肌ですが、実は‘混合肌’にははっきりとした定義はないのだそうです。

日本人の7割近くの人のお肌が部分的に乾燥したり脂浮きしたりと、2つの相反するタイプの肌質が混在している‘混合肌’だといわれています。
人種(遺伝)や住んでいる地域によっても肌質には少しずつ違い、私がアメリカに住んでいたころ聞いたことのある話なのですが、アフリカンアメリカンやアフリカをルーツにもつ、いわゆる‘黒人’と呼ばれるような人種の人達のお肌は非常に乾燥しやすく、手の平、顔など、通年とおしてカサカサ気味なのだそう。
なのでお肌の乾燥を防ぐために、みんな必ずチキン(鶏肉)をたくさん食べるのだとか!
アフリカンアメリカンの知り合いなどに確認したわけではないので真偽のほどはわかりませんが、確かに彼らの中にはレストランや大学のカフェテリアでチキンを食べている人が多かったかも?と、今となっては思います。

例えばニキビケア専用の洗顔料や化粧水を製造、販売している某P社に至っては、本社はアメリカで北米を中心に売り上げを伸ばしていますが、そのP社のニキビケア専用の商品は、‘日本国内向け処方’として、中の成分などを若干アメリカ本国で販売されているものとは変更して日本国内でも販売されています。

これはなぜかというと、アメリカ本国向けに販売されている商品の中には、日本の薬事法で認められていない成分が使用されているので、日本国内で販売するためには成分を変更せざるを得ないといった事情も確かにあるでしょう。
ですが先ほども触れたように、人種や居住地域の環境(紫外線の量や水質など)によって、肌質には少しずつ違いがあるため、アメリカ本国向けに研究、開発された商品をそのまま日本にもってきて、亜熱帯地域に住む混合肌(の人がほとんどを占めるといわれている)日本人のい私たちが使用しても、メーカーが狙っているような効果が十分に得られない可能性があります。

日本国内向け処方のものはやはり私たちアジア人のお肌を研究して処方されているものなので、成分にお肌が負けたりアレルギーが出たりするような人は稀だと思いますが、同じ商品でもアメリカ本国向けの処方のものをそのまま使用すると成分が強すぎてお肌が荒れたりすることも可能性として考えられますね。
このように、人種やお肌のタイプによって、化粧品なども使い分ける必要があるのです。

脂性肌の人が乾燥肌向けの人用の化粧水を使ってもあまり思うような効果は得られない可能性がありますし、その逆もしかり。
日本人のお肌は混合肌タイプの人が多いとはいいますが、では混合肌である私たちはどのようなスキンケアの方法をすればよいのでしょうか?

混合肌の人の正しいスキンケア方法


混合肌の人の基礎化粧品の選び方

混合肌の人は、顔に脂っぽい部分とカサカサしている部分が混在しているため、常にお肌の水分バランスが崩れやすい環境下に常に置かれています。
お肌の水分バランスが崩れることでニキビができやすくなってしまいます。

混合肌の人のスキンケアの基本は、乾燥している部分も脂浮きが気になる部分もどちらにも共通して‘保湿をしっかりする’ことです。
そして、乾燥している部分も脂浮きが気になる部分も、いつも清潔を保つことも大事になってきます。
遊びや仕事から疲れて帰宅して、眠たいから、面倒くさいからとお化粧を落とさずに寝てしまうことは絶対にNGですよ!
必ずお化粧はその日のうちに落としてしまいましょう。

混合肌タイプの人は、脂ギッシュな部分と乾燥してカサカサする部分とが混在しているため、メイク落とし選びも難しいと感じる方が多いかも知れません。
脂浮きの気になる部分はしっかり脂分を落としつつも適度に保湿、そして乾燥している部分をしっかり保湿してくれるようなメイク落としがおすすめです。

例えば、ジェルタイプのメイク落としやクリームタイプのメイク落としは、汚れや脂をしっかり落としてくれ、かつ保湿もしっかりしてくれるのでおススメです。
洗顔料については、泡立ちが良くあまりゴシゴシとお肌に摩擦で刺激を与えないタイプの洗顔料が良いです。
固形石鹸、洗顔フォーム、ムースタイプ、リキッドタイプなど様々なタイプの洗顔料がありますが、これが良い!というのは個人の肌質感や感じ方によって変わってくるため(特に混合肌さんの場合は難しいですよね)、色々なタイプを試してみて洗い上がりがつっぱらずしっとりしているものを選べば正解です。

そしてこれは脂性肌の人にも共通して言えることなのですが、脂浮きやテカりが気になる部分の保湿を怠ってしまうとよけいに水分不足になりお肌が脂をさらに分泌しようとしてしまうため、基礎化粧品(化粧水、乳液など)は保湿タイプ、保湿成分を配合してあるものがおすすめです。

混合肌の人のスキンケア手順

混合肌の人の正しいスキンケア方法ですが、まずはしっかりメイクや皮脂汚れを落とすことからはじめましょう。

洗顔もメイク落としも、まずはテカりや脂浮きの気になるTゾーンからはじめます。
皮脂の分泌が活発な場所から先にメイクオフ、洗顔をスタートさせることで、しっかりと汚れを落とすことができますよ。
そして最後のほうに目じり、口元、頬などの乾燥が気になる部分を洗いましょう。

化粧水は、Tゾーンにも乾燥が気になるUゾーンなどにもたっぷり入れていきましょう。
化粧水が終わった後は(金銭的に余裕がある方、美容液を常に使用している方)美容成分配合の美容液をお肌に与えてあげるのも良いでしょう。(なければなくても可)
仕上げに乳液、またはクリームでさきほど化粧水を入れたお肌の蒸発を防ぐためにフタをしてあげます。
このときポイントとなるのが、部分によって乳液、またはクリームの量を調節することです。

乳液やクリームは水分ではなく油分ですので、皮脂の分泌が活発はTゾーンなどに油分を補充しすぎると水分よりも油分のウエイトが多くなり、お肌の水分バランスが崩れニキビにつながる恐れもあります。
テカりや脂浮きが気になる部分は少量の乳液(またはクリーム)にとどめ、乾燥しやすい部分にはしっかり乳液やクリームを塗ってあげましょう。

おすすめの付け方は、手の平に乳液、クリームを出し手の平を合わせスリスリして手の平全体に乳液(クリーム)を広げます。
このときあまりにもゴシゴシスリスリしすぎるとただ乳液を手の平に塗っただけという訳の分からない状況に陥ります。

そして手の平全体になじませた乳液(クリーム)を一通り顔全体にオンします。
多少荒っぽくてもOK、まんべんなくヌリヌリしましょう。
そのあとで、指先などに少しずつ乳液(クリーム)を取り、乾燥が気になる部分にポイント的に重ね付けしていきます。
少し面倒ですが、この方法が一番ムラなく、かつ保湿したいところはしっかり保湿ができますよ。